オブジェクト型の変数宣言・代入・解放

Object変数の宣言から解放までの基本的な使用方法

'オブジェクト型変数の宣言
Dim オブジェクト変数 As Object
'オブジェクトの代入、Setを使用する
Set オブジェクト変数 = ActiveCell
'変数の解放
Set オブジェクト変数 = Nothing

オブジェクト型の変数とは、通常の変数は値を代入するものです
それと違うのは物自体を扱うのがオブジェクトです

A1セルに「100」と数値が入力されている場合の値は「100」です
それに対して、オブジェクトというのはA1セルそのものとなります

オブジェクトというのは汎用的な型名なので、実際このようにセルを使用する場合は「Dim オブジェクト変数 As Range」という宣言の仕方をするのが通常です
こうしておけば、このオブジェクト変数が何を対象にしているかが分かりやすくなるし、型に使用できるプロパティやメソッドがインテリセンス入力もできるようになるので利用しましょう

オブジェクトとは非常に多くの種類があります
A1セルはオブジェクト、A1セルのあるワークシートもオブジェクトですし
開いているブックもオブジェクト、さらにはExcel自体もオブジェクトです

オブジェクトの代入は文頭に「Set」を使用します
これはオブジェクトの代入の意味合いになるので必ずつけます
対して、値の代入には何もありませんが「Let」が省略されています
なので、値はLet・オブジェクトはSetです

また、オブジェクト型の利用が終わったら「解放」します
「Nothing」を代入することで解放するという操作になります
これはオブジェクト型の初期値になります

オブジェクトは値変数と違い、その変数自体があらゆるプロパティをもっておりますのでメモリ使用量を考慮するとしておいたほうが良いです