文字列を変換(大文字・小文字)

アルファベットの大小文字変換にはStrConv関数を使用します。1文字目のみ大文字に指定する引数もあります

'大文字に変換する
Debug.Print StrConv(ActiveCell, vbUpperCase)
'小文字に変換する
Debug.Print StrConv(ActiveCell, vbLowerCase)
'1文字目のみ大文字に変換する
Debug.Print StrConv(ActiveCell, vbProperCase)
'1文字目のみ大文字の半角に変換する
Debug.Print StrConv(ActiveCell, vbProperCase + vbNarrow)

文字列の変換には「StrConv」関数を使用します
引数の設定により、全角と半角の切り替えができます

関数の書式

引数(太字は必須引数)
(String, Conversion)
戻り値の型 Variant型(String型)

引数「String」は、変換前の文字列を指定します
引数「Conversion」は、変換するモードの指定します

関数の解説

StrConv("aBc", vbUpperCase)
→→→ ABC

「vbUpperCase」を指定すると、アルファベットが全て大文字に変換されます

StrConv("aBc", vbLowerCase)
→→→ abc

「vbLowerCase」を指定すると、アルファベットが全て小文字に変換されます

StrConv("aBc", vbProperCase)
→→→ Abc

「vbProperCase」を指定すると、アルファベットの最初の1文字目が大文字になり、2文字目以降は全て小文字に変換されます
2文字目以降に大文字があった場合も小文字に変換されます

全ての指定に共通して、大文字小文字の変換を行いますが、全角半角は変換前のものが継続しますのでそちらの変換には以下の記事にある変換を合わせて行います

StrConv("aBc", vbProperCase + vbNarrow)
→→→ Abc

4つ目の例コードでは、半角にする引数「vbNarrow」を合わせて指定することで一括で変換が可能になります