文字コードから文字入力する

Chr関数はコードから特別な文字入力を行えます、よく使う入力コードを掲載

'「 」半角スペースを入力
Debug.Print Chr(32)
'「"」ダブルクォーテーションを入力
Debug.Print Chr(34)
'「'」シングルクォーテーションを入力
Debug.Print Chr(39)
'タブ(半角スペース4つ)を入力
Debug.Print Chr(9)
'改行文字(vblf)を入力
Debug.Print Chr(10)
'改行文字(vbcr)を入力
Debug.Print Chr(13)

文字コードから文字を入力するには「Chr」関数を使用します

引数に指定されたコードの文字を返します

例コードでは、VBAのコード中で特別な意味を持つため文字として入力する際によく使用されるものを上げています

「”」は文字列として入力したい場合に使用します、いちおう連続入力で代用はできます
このあたりの解説は以下の記事で行っています

また改行文字はVBAでよく使われるのが「vbcrlf」ですが、コードを見て分かるようにこの「vbcr」と「vblf」が結合されているものであることが分かります
Asc関数で「vbcrlf」のコードを取得すると、先にある「vbcr」の「13」が取得されます

文字コードに関しては以下のリンクから確認することが出来ます
MicrosoftDocs-文字セット(0~127)

この関数に指定するコードはAsc関数で調べることもできます
Asc関数に関しては以下の記事で解説しています

上記のAsc関数の解説記事内でもありますが、このChr関数もBとWを付与することで同じように文字コードから入力できます

ただ、VBAでは1バイト文字というのが存在しません
半角であっても2バイトで表現されるためです、なのでVBAコード上で表現できないためワークシートに入力して使用しますが、非常に使いどころが少なく良い例が見つかりませんので割愛しておきます
良い例が見つかれば改めて記事にしたいとは思います

また、ChrW関数に関しては環境依存文字を使用する場合に使用することが多いので、ここでは解説せず別の記事にて解説を行います
以下の記事で環境依存文字とからめた関数の解説を行っています