テキストデータを開く(読み込み用)

テキストデータをメモリ上に開くにはOpenステートメントを使用します。その時に読み込み用で開くコード

'読み込み用で開く
Open ThisWorkbook.Path & "\新しいテキスト ドキュメント.txt" For Input As #1

テキストファイルやCSSデータをテキスト形式で開くには「Open」ステートメントを使用します。

このステートメントはあくまでもテキストファイルを開く動作を行うものです
この開いたデータに対して各メソッドを使用して処理を行っていきます

ステートメントの書式

引数(太字は必須引数)
Open Pathname For Mode As # Filenumber

「Pathname」はテキストデータとして開くファイルの絶対パスを指定します
単体のファイルを指定する必要がありますので、ここでワイルドカードでのファイル名指定はできません
その場合は、FileSystemObjectを使用します

また、ここで指定したファイル名のデータが存在しない場合はファイルが新規作成されます
ただ、このOpenステートメント時点では作成はメモリ上で作成されているだけです
Closeステートメントを実行する事で保存され、ファイルが作成されます

「Mode」は開くデータの扱いに関しての指定方法です
読み込み用で開く場合には「Input」を指定します

「Filenumber」はこのテキストデータの内部的なファイル番号です
1~511の整数値で番号を指定します
この番号は同時に開く場合に、重複しない番号にする必要があります
重複した番号を指定するとエラーが発生します

同時に開くことがなく、単一で処理を実行する場合は「1」を固定で使用してかまいません

この「同時に開く」というのは、OpenステートメントからCloseステートメントの間のことで、処理実行中という意味ではありません
つまり、別のファイルであっても一度Closeステートメントで閉じた後であれば番号を振り替える必要はありません

この番号は未使用番号を取得する関数がありますので、そちらに関しては以下の記事を確認してください