定数の宣言方法

処理の実行中は変更される事の無い定数の使用方法と解説

'定数を宣言して値の代入を行う
Const パス名 As String = "ファイルパス文字列"

定数を使用するには「Const」を使用します

基本的な宣言の仕方は変数と同じで、定数名とその後にデータの型を宣言します
(文字列型変数の宣言方法はこちら)

定数とは、文字通り定まったデータです
宣言時にデータの代入を行い、代入後にデータの変更は出来ません

基本的には変数を変更しなければ同じ役割で対応できますが、使用する利点は何より宣言セクションで値の代入ができる点です
変数の場合はプロシージャの中でデータを代入しますが、定数はコンパイル時に代入されます

コンパイルとは、実際に処理が実行される前段階の事です

宣言セクションについて

定数の宣言方法と場所
赤枠内のプロシージャの外上が宣言セクション

このように宣言セクションで値を代入させることは、コードの可読性を高めます

例のような固定パスを定数とした場合に、フォルダ名の変更などによりパスが変更される可能性があります
これを変数でプロシージャ内の使用部分で宣言、代入をしていた場合にその位置を探すのが大変です

宣言セクションに定数で代入をしておけば、モジュール最上段にそのコードがあるので、パスの修正が必要な際に見つけやすくなります
これは、自分だけでなく他の人のためにも有用な方法です
優位性が薄まりますが、プロシージャ内に宣言することも変数同様に可能です

なお、定数は文字列や数値で使用しオブジェクトは使用できません
また、宣言セクションで変数に値を代入することは出来ません(宣言自体は可能です)