重複する範囲を選択

Intersectプロパティで指定範囲の交差する範囲だけを選択する

'重複する範囲を選択する
Intersect(Range("A1:C3"), Range("B2:D5")).Select

複数のセル範囲が重複する部分を取り出すには「Intersect」メソッドを使用します

重複する範囲を選択する動き
Intersect(Range(“A1:C3”), Range(“B2:D5”)).Selectの動き

Intersectメソッドは引数内のセル範囲で重なった部分のみを指定します

ようは、どちらの引数にも含まれている範囲となります
引数の範囲指定は30個指定でき、2つまでは必須です
重複する部分を取り出すメソッドなので、最低2つのセル範囲が必要です

引数のセル範囲に重複する範囲が無い場合は「Nothing」を返します

Selectionメソッドを使用して、複数回に範囲選択を分けるのもいいと思います
ただ、重複しない場合の「Nothing」でSelectメソッドを実行すると実行時エラーが発生するので注意が必要です

指定行のリストデータの入力時に便利なプロパティです
その使用方法の解説は以下の記事で行っています

また、重複しない場合の「Nothing」を条件に判定することで任意のセル範囲が指定セル範囲内に含まれているかを調べることができます
その方法は以下の記事で解説しています