テキストデータからデータを取得(LineInput#)

テキストデータを見た目通りに取得を行うにはLineInput#ステートメントを使用します

'テキストデータを取得
Line Input #1, 文字列変数

Openステートメントで開いたテキストデータからデータを取得するには「LineInput#」ステートメントを使用します
文章のような形でのテキストデータや、Print#ステートメントで追記したテキストデータの取得に使用します

このステートメントは改行文字までを1つのデータとして、引数の変数「文字列変数」に代入されます

改行文字とは「Cr」のこと「Lf」では分割されないため注意が必要です
なのでWindows標準の「CrLf」は分割として有効です

取得の動き

取得するテキストデータ
取得を行うテキストデータ

この画像のテキストデータをLineInput#ステートメントで文字列を取得します

Sub 処理テスト()
    Open ThisWorkbook.Path & "\新しいテキスト ドキュメント.txt" For Input As #1
    Do Until EOF(1) = True
        Line Input #1, 文字列変数
        Debug.Print 文字列変数
    Loop
    Close #1
End Sub

このコードを実行する事で取得を行います

LineInput#ステートメントでイミディエイトに出力した結果
実行結果

コードを実行した結果のイミディエイト画面の文字列です

もともとのテキストデータと見比べてみてもらうと分かるように、そのまま全てが取得されています

csvデータ特有の「,」であったり、「”」で囲む囲まないにかかわらず記号として取得しています
取得数も3行なので、3要素になっています

この動きがもう1つの取得ステートメントであるInput#ステートメントとは全く違う点です

見た目通りに取得されるので、文章として作成されているようなテキストデータの取得時に向いているステートメントです