VBAでテキストデータを扱うには、まずテキストデータを開く必要があります
この開くという動作は、ブックを開くというアプリを起動してデータを開く方法ではなくメモリ上にデータを開きます
以降、このメモリ上でテキストデータは操作します
追記や編集、取得を行う操作を行った後、最後にテキストデータを閉じる操作を行います
テキストデータとは、文字列のみで表現されたデータのことになります
主な使用場面は、通常のテキストデータやCSVデータ、設定用にiniファイルを操作することもできます
テキストデータを扱う際の流れは以下の通りになります
- テキストデータを開く-Openステートメントを使用してデータを開く
- テキストデータの各種操作を実行する-編集・取得を行う
- テキストデータを閉じる
以上の操作を行い、テキストデータの形式や使用用途によって操作を分けて実行します
テキストデータを扱う際、特にcsvデータはデータサイズが特大になりがちです
このデータを操作する際には、メモリ上に展開して操作することから処理時間が異様にかかってしまうことがあります
特にループ処理時に発生しやすいので、ループ処理に組み込む際は実装前に想定以上のビッグデータでテストしてみたほうが良いです
また、テキストデータ操作はFileSystemObjectでも行うことができます
こちらは、単一のテキストファイルだけでなくフォルダ内にあるすべてのファイルを操作する時などでは合わせて実装できるので、便利ですし
コードも分かり易くて使いやすいです
ただ、本記事の操作方法は標準コードなので前準備が必要ないのが利点です
単体のテキストデータでは、本記事操作を行う
複数のテキストデータでは、FileSystemObjectを使用する
この様に使い分けると良いと思います
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