'A1セルのみ再計算する
Range("A1").Calculate
'指定シートのA1セルのみ再計算する
Worksheets("指定シート").Range("A1").Calculate
セルのみを再計算するには Range オブジェクトに対して 「Calculate」 メソッドを使用します。
このメソッドは 指定するオブジェクトによって再計算の範囲を細かく制御できます。
コードのようにセル範囲を指定することで、指定したセルだけを再計算できます。
手動計算にしている状態で、シート全体の再計算では時間がかかり無駄が生じる場合に、セル単位で限定的に再計算箇所を指定できます。
Excelでは基本的に自動で再計算されますが、処理負荷が大きく遅延が発生する場合や、一部のセルだけを更新して他の計算結果に影響を与えたくない場合には、セル単位で再計算を実行する方法が役立ちます。
特に、このサイトの基本理念である「既存データを改変しない」という観点からも、重たい関数に直面する場面は多々あります。
こうした場合には再計算の抑制をうまく活用し、効率的に処理を進めていきましょう。
Worksheets("指定シート").Range("A1").Calculate
例コード2つ目では、特定のワークシートを指定しています。
1つ目の例コードでは Worksheet オブジェクトを省略しているため、その場合はアクティブシートが対象となります。
アクティブではないシートや、処理上アクティブシートが変動する可能性がある場合には、Worksheet オブジェクトを明示的に指定しておくと処理が安定するためおすすめです。
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