空白セルの挿入

値も書式設定も全くない、まっさらなセルを挿入するコード

'アクティブセルに空白セルを挿入(既存は下へ)
ActiveCell.Insert Shift:=xlDown
ActiveCell.Clear
'範囲選択したセルに空白セルを挿入(既存は左へ)
Selection.Insert Shift:=xlToRight
Selection.Clear

空白のセルを挿入するには「Insert」を使用します

空白セルの挿入の動き
挿入したときの動き

このコードは実行される前にコピーデータがあるとそのデータが貼り付けれらま
Copyメソッドによる場合は、値も貼り付けられます

「Shift」の設定により既存のセルの移動方向が決定します
こちらに関してはこちらの記事へ

コピーデータが無ければ引数の設定によって上下左右のいずれかのセルの書式が挿入されるセルに反映されます

今回のコードでは、挿入後にセルはクリアされるためコピー元の設定は全く関係ありません

1つ目はアクティブセルにセルを挿入しますが、既存のセルは下方向に移動します

2つ目では選択範囲に対して空白のセルを挿入しますが、選択している範囲と同じセル範囲が挿入されるので、複数のセルを挿入したい場合は範囲選択をしてから挿入を実行してください

また2つとも同じですが、挿入後に「Clear」メソッドを実行しています

これは「Insert」自体がコピーするのが前提のコードのため、空白のセルが必要な場合は空白にする処理が必要になります、それがこのコードです

リファレンスでは、書式のみをクリアするメソッドを使用していますが上記にもあるようにコピーされている状態だと値も入ってしまうので、このコードでいいと思います

表示形式など残しておきたい場合はこのClearメソッドは必要ありません