Excelの描画処理を停止する

Application.ScreenUpdatingプロパティは画面描画を抑止する設定です。画面描画抑止のコード

'画面描画を抑止
Application.ScreenUpdating = False
'画面描画の抑止を解除
Application.ScreenUpdating = True

Excelの画面描画を抑止するには「Application.ScreenUpdating」プロパティ「False」を設定します

画面描画の抑止とは、Excelの操作を行った際に発生する画面の表示更新処理のことです
セルへのデータ入力時に表示される内容やシート・ブックの切替時の画面切り替わりを無くす状態です
Excelの画面描画であるため、マウスカーソルの動きなどは抑止されません

この状態になると、画面描画に使用されるメモリが必要なくなるため処理速度の向上につながります

また、処理速度だけでなくシート・ブックが多く切り替わる際画面がちらつき、使用者の目に大打撃を与えるのを防ぐ意味でも使用できます

ただ、当然画面の動きが無くなるということは、一見するとフリーズしたように感じることもあります
何分もかかるような処理で使用した場合、本当にフリーズしたかとおもい思わずタスクキルしてしまう人もいるかもしれません

なので、逆に少しは動きを見せて頑張っているところを見せる必要がある場合もあります、人間と同じですね

また、処理速度の向上につながるためとりあえず入れる、というのは考えものです
特にデバッグ時に動きが見えないのは致命的ですし、そもそもセル選択や切替が無ければ処理速度は変わりません

最後に使用後は必ず解除するようにしましょう