'セルが数式かどうかを判定する(Trueなら数式) Debug.Print Range("A1").HasFormula
セル内容が数式かどうかを判定するには「HasFormula」プロパティを使用します
Trueならセル内容は数式が入力されています、値等の数式以外であればFalseが返されます
セルの入力値には大きく分けて数式と値が存在しますが、それを判定するためのプロパティです
これはIs~~関数等のものではなく、Rangeオブジェクトのプロパティである点に認識が混同しないように注意が必要です
ちなみに数式と関数はこのプロパティ上は同一で判断します
コード解説
画像の動きを確認してください
まず前提としてB1セルにはA1セルに表示された数式が入力されています
ただ空白を返しているだけの数式になります
B2セルには何も入力されていません
なので空白かどうかの判定に関しては出力されるのは「True」が出力されています
これは空白チェック時の要注意点の1つなのですが、数式の結果が空白を返している場合は、セルが空白と混同して判定されてしまいます
この場合は空白かどうかを判定するだけでは不十分です
Debug.Print Range("B1").HasFormula
→→→ True
次にプロパティを利用した判定を取得してみます
この場合はB1には数式が入力されているため、Trueが返されます
ここでさらに空白チェックを複合的に条件を立てることにより、数式で空白が返されたものは除外することが出来ます
Debug.Print Range("B2").HasFormula
→→→ False
B2に関しては何も入力されていないため数式では無いのでFalseが返されます
ここは数式でなければ入力値があったとしても値であればFalseとなります
このプロパティを利用することで、指定セルから数式の空白を含めた空白を探すような特殊な場面で活用できます