Enabledプロパティ

Enabledプロパティではコントロールを操作不可に設定できます。切り替えのコード

'コントロールの操作不可
CommandButton1.Enabled = False
'コントロールの操作可能
CommandButton1.Enabled = True
'プロパティの取得(Trueなら可能、Falseなら不可)
Debug.Print CommandButton1.Enabled

「Enabled」プロパティは、コントロールの操作を不可にする設定です

このプロパティにFalseを代入すると、そのコントロールは操作不可となりフォーカスの取得も出来なくなります

またChangeイベントなど、コードの実行によるイベントは発生しますが、Clickイベントなどのユーザー操作によるイベントが発生しなくなります

各コントロールでFalseを設定すると、表示文字列がグレー表示になり、ユーザーの操作を一切受け付けなくなります

Flameコントロールや、MultiPageコントロールでFalseを指定した場合は、中にあるコントロール全てが操作不可となります

そして、注意したいのがUserFormでのFalseの設定です
これを行うと、フォーム内全てのコントロールの操作が不可になり、×ボタンも使用不可になります
なので、強制的に終了させる以外の終了方法が無くなりますので、ShowModalプロパティをTrueに設定したフォームで実行する場合は注意して下さい
このShowModalプロパティをFalseに設定しておけば、VBEの操作は出来るので実行メニューの「リセット」からフォームを終了させられます

このプロパティは、ユーザーの操作段階によって使えるコントロールを制限することで操作間違いを防ぐ為に使用します