FileDialog.Filters.Addメソッド

FileDialog.Filters.Addメソッドはダイアログでファイルの種別を限定する設定です

'2003までのExcelファイル形式のみ有効にする
Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker).Filters.Add "旧Excelファイル", "*.xls"

ダイアログボックスでファイル選択を行う際に、指定の種類のファイルのみに限定する場合は「FileDialog.Filters.Add」メソッドを使用します
このメソッドは設定を変更するだけです、この後にShowメソッドでダイアログを表示させて確認してください

通常未設定の状態では、全てのファイルを指定することができます

ただ、Excelファイル以外のファイルを指定しても開く場合はExcelによって開かれるのでデータによっては内容が変化したり、欠損したりします

また、処理上必要なファイルに限定しておかないとバグの元にもなります
ファイルを開くダイアログの場合は基本的には使用するメソッドです

ファイル種別を限定している状態
ファイル種別を限定している状態

画像の様にコードで設定後に、ダイアログを表示することで制限がかかっていることが分かります

この状態であれば、限定された拡張子しか表示されないので後続の処理に影響を与えません

画像枠内の「旧Excelファイル(*.xls)」が引数に指定した内容になります

Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker).Filters.Add "旧Excelファイル", "*.xls"

1つ目の引数の文字列が、説明用の文字列です
2つ目の引数の文字列が、許可するファイルの拡張子です

これは、任意の文字列になるのでWordファイルと表示しても.xlsで指定することは可能です、混乱するだけですが

Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker).Filters.Add "Excelファイル", "*.xls;*.xlsx"

複数の種別を指定する場合は、この様に「;」を入れてから別の拡張子を指定することで可能です