FileDialog.InitialFileNameプロパティ

ダイアログ表示をする際に、初期表示されるフォルダの指定を行うプロパティ

'このExcelブックのフォルダを初期表示する
Application.FileDialog(msoFileDialogFilePicker).InitialFileName = ThisWorkbook.Path

「FileDialog.InitialFileName」プロパティでは、ダイアログの表示時に初期表示されるフォルダを指定することが出来ます
このプロパティに指定フォルダまでの絶対パスを代入することで、設定を行うことが出来ます

このプロパティを設定しない場合は、カレントフォルダという作業中のフォルダが指定されます

ダイアログを使用する場合に、ある程度フォルダ位置が限定できている場合は使用するようにするとユーザーにやさしい設計になります

記事コードでは、このコードを記載したExcelブックのあるフォルダを指定しています

それがコード右辺の「ThisWorkbook.Path」という部分です

「ThisWorkbook」というオブジェクトは、このVBAが作成されているExcelブックのことになります
ActiveWorkbookは可変ですが、こちらは常に固定のExcelブックを取得できるので便利です

「Path」は、そのオブジェクトの絶対パス文字列のプロパティです
ファイルのあるフォルダ名までが取得されますので、こういった同じ場所を指定するには便利なプロパティです