'高さの表示位置の変更 Me.ScrollTop = 50
'横の表示位置を変更 Me.ScrollLeft = 50
「ScrollTop」プロパティはスクロールの高さ位置の設定
「ScrollLeft」プロパティはスクロールの横位置の設定
これら2つのプロパティは、スクロール位置の調整数値です
「0」というのが、スクロールしていない状態になるので、最左上の位置になります
ここからスクロールの動いた分が、これらのプロパティ設定になります
初期値で数値を指定しておけば、広大なフォームだったとしても初期表示位置を指定できます
なお、このプロパティはデザイン画面でスクロールバーを動かした時点で自動的に数値が入力されるので、この画面で調整する場合は数値の入力は必要ありません
ある程度の広さを持ったフォームを作ってしまうと、どこに何があるか分かりにくくスクロールして目的のコントロールを探すことになります
そんなときに、ボタンなどでこのプロパティで位置調整を行えば利便性が上がります
'Frame1を左上に移動 Me.ScrollTop = Frame1.Top Me.ScrollLeft = Frame1.Left
このコードを実行すると、フォームにあるFrame1コントロールの左上を表示領域の左上に合わせます
ただ、この数値と実際のフォームサイズの差が範囲内でなければ移動しきれず中途半端な位置になります
ようは、Webページでもよくあるページ内リンクと同じような役割を持たせられます
このサイトではトップページにそのページ内リンクがあります
どうしても、広い領域のフォームが必要になった場合は、こういったプロパティを活用してユーザーが迷子にならないようにフォームを作成しましょう